予定日も約1ヶ月後にせまってきた35週の健診ではB群溶血性レンサ球菌(GBS)の検査をしました。28週から36週までは健診が2週間おきにありました。
そのうちの一回ではB群溶血性レンサ球菌(GBS)の検査をしたので、そのときのことについて書きます。このポストでは
- B群溶血性レンサ球菌(GBS)とは?
- B群溶血性レンサ球菌(GBS)の検査はどんな感じ?
- GBSが陽性だったらどうなるの?
という疑問に答えます!
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B群溶血性レンサ球菌(GBS)とは?
GBSは、膣や直腸、膀胱に多く存在する細菌で、特に症状がなくてもGBSを持っていることはよくあります。GBSが体に存在していても妊婦側には特に問題はありませんが、赤ちゃんに感染すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
GBS陽性になるのは全妊婦の約15〜40%だそう。そのうちの約40-70%が出産時、赤ちゃんに菌を移しますが、感染症を発症する赤ちゃんは2000人に1人程度です。
助産師いわく
陽性になるのはめちゃめちゃよくあることだから、陽性になっても焦らないで! |
らしいです。
GBSのスクリーニング検査ってどんな感じ?
通常、GBSのスクリーニング検査は妊娠35週から37週の間に行われます。検査では、膣と直腸を先端(お尻の穴)を綿棒のようなもので拭うもので特に痛みはありません。
私にクリニックでは、検体を採取する綿棒を渡されて「じゃあトイレ行って採取してきてね★」と言われるパターンでした。
渡された綿棒は全長15センチ位あったのでびびったのですが、「各部位を拭うのは先端2センチ位でいいよ!」と言われました(安心)。
採取された綿棒はラボに送られて、検査されます。私は陰性だったので例によって次の健診でさらっと「陰性だったよ」と言われて終わりました(異常がない限りは連絡が来ないシステム)。
GBSが陽性だった場合はどうなる?
GBSが陽性であった場合は、陣痛が始まったとき、あるいは早期に破水したときに、抗生物質の点滴による治療が行われます。
赤ちゃんが生まれた後も感染症の症状を持っていないかどうか、経過観察があります。早期に発症した感染症は危ない可能性があるため、GBS陽性の女性は陣痛中に治療を受けることになります。
赤ちゃんがGBS感染の兆候を示した場合は、抗生物質で治療されます。
出産の時の全てのことを自分で決めさせてくれるクリニック
この週は、出産まで1ヶ月ほどになったので、出産時の処置についてどういうことをするかについて説明がありました。
私のクリニックだけかもしれませんが、出産時どんな医療処置をするかについて、ほとんどのことに関して自分でやるかやらないか決めさせてもらえました。
たぶん
- 助産師にかかっている人は自然分娩(無痛の麻酔なし)希望などできるだけ医療処置をしない出産を希望する人が多い
- トロントはいろいろな人種や文化の人がいるので、それぞれの医療に対する価値観が違う
などの理由から、患者の選択がすごく尊重されているように感じました。
いろいろな処置などの話なども、説明の後に「この処置を希望しますか?」という形で聞かれたのがとても印象的でした。
もちろん、全員がやらなくてはいけないGBSやTdapの予防接種などもありますが、
- 出産後に胎盤排出を促すための促進剤(オキシトシン)注射
- 出産後、感染症対策で赤ちゃんに投与する目薬
をどうするかなどは自分で決めさせてもらえました。
逆子かどうかの確認
私は30週ごろから胎児の頭は下向きだったので大丈夫でしたが、もしこの時点で逆子だった場合はもう一度超音波エコーを行い、胎児がどんな位置にいるのか詳細を確認する必要があるそうです。
逆子だった場合は、病院で産婦人科医のもとで外回転術(external cephalic version)といって手で胎児の位置を頭を下にする治療を行う事もできるらしいです。
まとめ
- GBSのスクリーニング検査は妊娠35週から37週の間に行われる
- 膣と直腸を先端(お尻の穴)を綿棒のようなもので拭うもので特に痛みはなし
- GBS陽性になるのは全妊婦の約15〜40%程度
- GBS陽性になったとしても、感染症を発症する赤ちゃんは2000人に1人程度
- GBS陽性になった場合は、陣痛がはじまったときに抗生物質を打たないといけない
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