私は助産師に診てもらって出産したので、産後6週間までは小児科医ではなく助産師にかかっていました。
カナダでは出産後、退院翌日から自分で(!)小児科医のクリニックに子供を連れていくと聞いていましたが、助産師はなんと家に来てくれます!
出産後の助産師検診の様子と、そこで教わったビタミンDの重要性について書いていきます。
産後1週間の助産師訪問
助産師は産後1週間は家に来てくれるので、生まれたばかりの子供を小児科につれていく必要はありません。私は産後、激しい頭痛がするトラブルがあったので、これはめちゃめちゃありがたかったです。
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- 退院当日(1日目)病院で助産師に診てもらう退院直前にその日の当直の助産師が様子を見に来てくれました。ここでは問診のみで、授乳姿勢などを指導されて終了。
- 2日目電話で問診朝10時頃、助産師から電話がかかってくる。子供の様子と自分の様子について問診。頭が割れそうなくらい痛いことを伝え、硬膜外穿刺後頭痛(PDPH)かも?と言われる。
- 3日目電話で問診12時頃、助産師から電話がかかってくる。子供のことと昨日話した頭痛について話す。助産師が当直の麻酔科医に相談してくれてERに行くように言われる。本当はこの日は助産師が家に来る予定だったが、私がERに行くのでこの日は電話のみ。
- 4日目家庭訪問家に助産師が来てくれて子供の体重や心音をチェック。体重減少が規定よりも多かったためミルクを足すことを提案される。子供の皮膚が黄色いことを指摘されて、血液検査。夜に問題無しとの電話が来る。
- 5日目家庭訪問この日、大学院の面接がオンラインであったので午後6時頃来てもらう。子供の体調チェックと頭痛について話す。
この後は2週目・4週目・6週目に健診があって助産師の健診は終了となります。その後は、2ヶ月の健診までに小児科医を探し、その小児科医のもとに通います。
小児科医探しはこちら
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ビタミンD
産後の健診で助産師から「赤ちゃんは、ビタミンDのサプリとってる?」と聞かれました。カナダは冬の間、日照時間が短いのでビタミンDが不足しがちだから赤ちゃんもサプリで補ったほうがいいそうです。
ビタミンDは、骨と歯の形成と維持に役立っています。また、カルシウムとリンの吸収と利用を促進する効果もあります。
ビタミンDはどのくらい必要?
母乳にもビタミンDは含まれていますが、その平均含有量は低く(25~78IU/L未満)、赤ちゃんの必要量を満たすには十分でない可能性があります。
そのためカナダ小児科学会は、1歳までビタミンDサプリメントを毎日(少なくとも400IU)摂取するよう推奨しています。
ちなみに北部の地域(エドモントンより北)に住む赤ちゃんや、その他の危険因子(肌の色が黒いなど)を持つ赤ちゃんは、日照時間が短い10月から4月の間は倍量の1日800IUを摂取すべきとされています。
粉ミルクで育てている赤ちゃんもビタミンDは必要?
参考にしたのはこちら:Enfamil Canada
ビタミンDサプリの試供品をもらう
助産師から、ビタミンDのサプリのサンプルをもらうことができました。それがこちら。
1滴で1日分のビタミンDを取ることができる商品で、哺乳瓶の乳首などに塗って摂取させます。
まとめ
- 産後1週間は助産師が家に来て健診してくれるので、病院へ連れて行く必要なし
- 日照時間の短いカナダではビタミンDサプリを生まれてすぐから取ることが推奨されている