アメリカ生活で重要なクレジットスコア。
みなさん、自分のクレジットスコアを気にして生活していますか?
クレジットスコアが低いと、
- 将来ローンが組めなかったり
- 金利が高くなったり、
- クレジットカードが作れなかったり、
- アパートが借りづらかったり
- 携帯電話やガスの契約が取りづらかったり
様々な面で苦労する可能性があります…。
この記事では、
- アメリカのクレジットスコアって何?
- 自分のスコアを知る方法は?
- どうやってスコアを上げていけば良いの?
という質問に答えていきます。
クレジットスコアとは?
基本情報
クレジットスコアとは、個人の財政状況の信用度を表したスコアです。
スコアの計算には
- クレジットカード
- ローン(車・家など)
などの返済履歴(クレジットヒストリー)から計算されています。
300〜850点で採点され、点数が高いほど信用が高いことを示しています。
スコアによる信用度の目安は以下のようになります。
スコア | 信用度 |
---|---|
300〜629 | 低い |
630〜689 | 普通 |
670〜719 | 良い |
720〜850 | すごく良い |
自分のクレジットスコアの確認方法
いくつか自分のクレジットスコアを確認する方法があるのでご紹介します。
銀行やクレジットカード会社のWebサイト
近年、無料でクレジットスコアを確認するサービスがついている銀行・クレジットカード会社が多いです。
Webページにログインしてメニュー等にクレジットスコアについての表記がないか確認してみてください。
Googleで、「銀行名 Free credit score」で検索をかけると簡単に情報が見つかります。
(例)
Credit Karma
Credit Karmaは自身のクレジットスコアを無料で確認できるサイトです。
アカウントを作成し、自分の銀行口座やクレジットカード口座をリンクさせることでクレジットスコアを確認することができます。
自身のクレジットスコア・ヒストリーに応じてオススメのクレジットカード等を紹介してくれる機能もあります。
クレジットカードに申請するときに、審査を通過する見込みがあるかどうかもチェックできます。
Credit Sesami
Credit SesamiはCredit Karmaと非常によく似たサービス。無料でクレジットスコアを確認できるサイトです。
怪しいサイトには要注意
クレジットスコアを確認するサイトでは、口座番号やSocial Security Numberなどの個人情報を入力する必要がります。
怪しいサイトにを使ってしまうと、重大な個人情報が漏れてしまう可能性があります。
無料という言葉に騙されずに、信用できるサイトだけ使うようにしましょう。
年代ごとのクレジットスコアの平均点
年代ごとの平均点は以下のようになっています。
年齢 | 平均クレジットスコア |
---|---|
23〜29 | 660 |
30〜39 | 672 |
40〜49 | 683 |
50〜59 | 703 |
60〜69 | 733 |
70〜79 | 754 |
20代が一番信用度が低く、年齢が上がるにつれてスコアが上がっていきます。
年齢を重ねる過程で、家のローンを組んだり・クレジットカードを使うことでクレジットヒストリーが増えていくため、信用度が高いと判断されるようになっていきます。
皆さんも、自身の年齢とスコアを比べてみましょう。
Experian – At What Age Can You Expect Your Best FICO® Score?
クレジットスコアの上げ方
長期間のクレジットヒストリーを作る
クレジットスコアの要因の一つに、『どのくらいの期間のクレジットヒストリーを持っているか』というものがあります。
日本のクレジットカード、アメリカのデビットカードは、クレジットヒストリーとして認識されません。
渡米したらなるべく早くクレジットカードを作り、少しでも早くクレジットヒストリーを作り始めることが重要です。
クレジットヒストリーが全くない状態では、作れるクレジットカードは限られています。
先にデポジットを払う『Secure credit card』と呼ばれるものは、クレジットヒストリーがない方でも作ることができます。
プリペイドカードみたいな感じで使うことができますが、ちゃんとクレジットヒストリーとして認識されます。
そこからクレジットヒストリーを作り始めましょう。
最初に作ったクレジットカードをキャンセルしてしまうと、せっかく作ったクレジットヒストリーがなくなってしまいます。
使っていなくても、最初に作ったクレジットカードだけは保持しておくようにしましょう。
返済期限を守る
『返済期限内に支払いをしているか』も重要なクレジットスコアの要因です。
クレジットカードを作成したら、まず自動支払い(Automatic Payment)を設定するのを忘れないようにしましょう。
いくつかオプションがありますが、『Total Amount Due』や『Statement Balance』と書かれているものを選択すると、利子を払わずに返済することができます。
『Minimum Amount Due』を選択してしまうと、毎月最低限の支払いしかせずに、多額の利子を払う必要があるので注意してください。
クレジットカードは限度額の30%まで
『クレジットカードの利用率(Utilization)』もクレジットスコアの要因として挙げられます。
目安としては、クレジットカード利用率を30%未満に抑えるようにしましょう。
複数のクレジットカードを作っている場合は、全体の合計で利用率が30%未満になるようにしましょう。
クレジットスコアが低い内は、限度額が$1000程度なので実際には毎月$300しか使うことができません。
利用率が30%を超えそうになったら、現金かデビットカードを使うようにしましょう。
半年〜1年経過後に、クレジットカード会社に電話して限度額を上げられないか交渉してみると上げられることが多いです。
複数枚クレジットカードを作ることで、限度額の合計を上げることもできます。
期間をあけて複数枚クレジットカードを作る
2021年現在では、クレジットカードの枚数はクレジットスコアには直接影響がないと言われています。
しかし、クレジットカードを増やすことで限度額の合計を上げることができ、結果として利用率を下げることに繋がります。
注意してほしいのが、クレジットカードを作る度に、第三者がクレジットスコアを確認する『Hard inquiry』が起こり、クレジットスコアを5点ほど下がる可能性があります。
一度ではそれほど影響はないですが、短期間に何度もクレジットカードを作ったりローンを組んだりすると、大きくスコアを下げる要因になります。
クレジットカードを複数枚作りたいときは、6ヶ月ほど期間をあけて申請するようにしましょう。
頻繁にクレジットカードを作り、Rewardだけもらってキャンセルを繰り返す行為は、クレジットスコアを下げる可能性があるので注意しましょう。
クレジットスコア、まとめ
- クレジットスコアとは、350〜800点で採点される、個人の財政状況の信用度を表したスコアのこと
- 自分のクレジットスコアは、以下の方法で確認できる。
- 銀行・クレジットカードのサイト
- Credit Karma
- Credit Sesami
- クレジットスコアは以下の方法で上げることできる。
- 長期間のクレジットヒストリーを作る
- 返済期限を守る
- 利用は限度額の30%まで
- 期間をあけて複数枚クレジットカードを作る
クレジットスコアに関する知識を抑えてスコアの向上・維持をすることで、より良いアメリカ生活を送りましょう!