【トロントで妊娠出産】助産院で40週の健診

妊娠40週(予定日超過)に助産院での健診がありました。

その際、妊娠高血圧症候群の疑いがあり、病院に行ってノンストレステストをした日のことについて書きます。

この記事は

  • カナダの妊娠40週の健診内容ってどんな感じ?
  • トロントの総合病院の産婦人科ってどんな感じ?
  • 妊娠高血圧症候群ってなに?
  • 妊娠高血圧症候群の検査内容について

などの疑問に答えます。

妊娠40週の健診内容

普段の健診内容で高血圧を指摘される

予定日を2日過ぎたこの日も朝一番の8時の予約をとっていたので、待ち時間なく助産師と会うことができました。

今日の担当は、予備校教師並みの懇切丁寧な解説を喋りまくるニコニコ系助産師。この日は

  • 問診(「なにか気になることある?」)
  • 血圧
  • 子宮底長の測定
  • 胎児の心拍数確認
  • 胎児の位置確認
  • 内診と卵膜剥離
  • 計画分娩(Induced labor)の予約

を行いました。血圧を測り終わったところで、助産師からの不穏な一言が…。

うーん、なんか下の血圧がちょっと高い…。
正常値の範囲からちょっとでてるだけだけど、もしかしたら妊娠高血圧症候群かも。今すぐになにか危険があるわけじゃないけど、念の為に調べてきて!!

15分程度時間をおいて血圧を測定しなおしましたが、数値が変わらなかったため、妊娠高血圧症候群かどうか調べるための尿蛋白検査をしました。

尿検査の結果は±でわからなかったため「今から総合病院の産婦人科に行って診てもらって。」と言われ、この健診後、急遽総合病院へ行くことに…。

病院で調べたら血圧下がっていて何も問題なかったってことはよくあることだから!けど、もし血圧が高止まりしていたら今日から促進剤使って出産ってこともありえるから、それは覚えておいて!

かい
今から出産する可能性もあるの!?(震)

この後、総合病院の産婦人科に行ったときの記事はこちら。

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内診と卵膜剥離(membrane sweep)

カナダは基本的には内診がない、と聞いていたのですが、「もし希望があれば、子宮口の開き具合を確認して、出産が進みやすいように刺激するけど、どうしたい?」と聞かれたのでお願いすることにしました。

ちなみに日本では「内診ぐりぐり」という名前で呼ばれていて痛い処置の代表らしい…。

かい
どのくらい痛いのか、いざ挑戦!

事前にもらったプリントでは、「一部の研究では卵膜剥離を行うことによって平均3日間、出産日を短くすることができる」とかかれていました。この時点で、もうお腹が苦しすぎて早く出てきてほしかったので、高まる期待!

いざ内診!

内診のときの姿勢はこんな感じ
ちなみに、私が通っていたクリニックでは日本のような足が開くタイプの内診台はなく、内診も普通のベッドに上がって行います。ベッドに寝たら「足の裏を合わせて、膝を両側に開いて」という指示がありました。

ちなみに、痛みを抑えるには押されるときに息を長く吐くことが有効と教えられました。

やってくれた助産師いわく「大体の人は、痛いってよりはすごく押されている感じがするらしいよ!途中でやめたくなったらいつでも言ってね!」と言っていました。

実際、私はあまり痛みはなく、言われたとおり「すごく押されている」感覚があったくらいでほぼ痛みはありませんでした。

計画分娩の予約

この時点で予定日を2日超過していたので、もしこのまま生まれなかった場合の病院での陣痛促進剤を使った計画分娩について話し合いました。

私が通院しているクリニックは、Michael Garron Hospitalと提携しており、計画分娩はそこでおこなわれることとなります。計画分娩は予定日から41週の終わりまでの日程で自由に決められるみたいでした。

42週以降は胎盤の機能低下や分娩時のリスクが上昇するため41週6日までのどこかで計画分娩を行うことが推奨されています。

「予定日以降ならいつ生んでもいいんだけど、だいたい予定日から10日超過くらいに行う人が多いよ」「42週に入って以降の計画分娩はリスクが高いから絶対ダメ」と言われました。

計画分娩は2日がかり

計画分娩は通常2日間かかり、

1日目は病院の外来へ行って子宮口を広げる処置を病院へした後、帰宅。

次の日に、また病院へ行き、今度は入院病棟で促進剤を使って分娩となります。

私は、日程を決めた後、助産師が病院へ計画分娩の予約を病院へしてくれて、そのあとEメールで予約の確認と持ち物などの指示が届きました。

通常、病院での分娩は産婦人科医の指示のもとに行われますが、このクリニックは病院と提携しているので、計画分娩になったとしても助産師も分娩に立ち会ってくれます。

病院で分娩になったとしても最後まで診てあげるからね

かい
めっちゃ心強くてありがたい

まとめ

  • 妊娠40週の健診では、予定日超過の場合は計画分娩について話し合う
  • 計画分娩は40週以降、42週が始まる前までに日にちを設定する(予定日を10日過ぎた頃に設定する人が多いらしい)
  • 助産師のクリニックで診てもらっている場合は、病院での分娩になっても担当助産師が来て立ち会ってくれる
  • 希望すれば卵膜剥離(内診ぐりぐり)をしてもらうこともできる、痛みは個人差があるがそんなに痛くなかった